ビラボン・パイプライン・マスターズにて様々なキャリア物語
ハワイ、パイプライン
(2007年12月16日 日曜日)
今週ウネリのサイズは下り坂傾向となったもの、様々な歴史的な出来事が起こった。かたやティーンエイジャーのルーキーがASP世界チャンピオンとなった、もう一方では多くの記録を樹立した大ベテランが遂に引退した。
ホノルアベイではステファニー・ギルモアが生涯初の世界タイトルを奪取した。ステファニーの今シーズンの始まりはプロジュニアのイベントから出場して年度末にはプロサーフィン界の頂点に立っていたというシンデレラ物語だ。Billabong Maui Proが始まる前の時点では3名の世界チャンピオン候補が居るという激戦を制したのだった。
僅かに数時間の間に大きな明暗を分ける大激戦が繰り広げられた。ソフィアとステファニーの2人はほぼ同じ状況に立っての世界タイトル最終決戦となった。ソフィアは逆にこのイベントを迎えた時点で調整ポイントの関係上、やや有利な状況がステファニーにプレッシャーを与えた。
しかしソフィアが敗れると反対にステファニーが大きく有利になるという微妙な状況。するとキアラ・ケネリーが9.90ポイントをスコアするに成功してソフィアを敗り、大きく後退した。ステファニーがその後、このイベントで引退するロッチェル・バラードとの対戦に挑み9.8ポイントをスコアしてこれがドラマの究極な場面となった。
すると最後に登場した第3の世界チャンピオン候補のシルバンナ・リマの動向に最終日まで世界タイトルレースがもつれるかがかかった。結果はロゼアンヌ・ホッジが最後ヒート残り10秒で逆転で勝利するという結果となり、これでドラマは集結を迎える事となる。
なんという大快挙であろう。ルーキーシーズンでの世界チャンピオン。ステファニーは今年その野望が本気であるというのを我々にシーズン序盤で既に証明をしてくれた。今シーズン第2戦のRip Curl Pro Bellsで早くも優勝して更にシーズン2勝をした。それで終わりではなくパーフェクトな一年をしめっくくるにBillabong Pro Mauiではディフェンディングチャンピオンを敗りシーズン4勝目を達成したのだった。
基本的にステファニーはクーリーキッズのジョエル・パーキンソン、ミック・ファニング、そしてディーン・モリソン達の影響を大きく受けて育った。南ゴールドコーストの豊富なポイントブレイクの環境に恵まれ、それが彼女のスムーズなスタイルを形成して、まるでパーコのようなアプローチがまさに彼女のスタイルとなった。
ミック・ファニングの世界チャンピオン奪取で沸いたばかりのクーランガッタの町がまたゆれる。クーランガッタ空港の税関の職員が嬉しい悲鳴を上げる姿が想像出来る。まただよ、ファニングで大騒ぎとなったと思えば、今度はあのティーンエイジャーの凱旋帰国の時はどうなるのかね?
ASP全員から、ステファニー本当におめでとう、素晴らしい世界チャンピオンレースだった。
一方オアフでは来年のクオリファイに向けて様々なドラマが演じられている。世界ランキング20位から35位までがかなり接近戦となっていて何が起きてもおかしくない。自分の立場をかけてコーリー・ロペス、フィル・マックドナルド、ジョッシュ・カー、ベルナルド・ピッグミュー、フレッド・パターチア、クリス・ワード、ネコ・パダラッツ、ブルース・アイアンズ、そしてトロイ・ブルックス等が戦う。誰も今年20位近くのランキングを今年保った事ないものここでの良い成績次第では誰もがトップ27へのチャンスを残す。
今現在全員に様々な要素の中、ビラボン・パイプライン・マスターズにてチャンスを残す、ブルース、ワード、ネコ、そしてマッカ達はラウンド4進出によりクオリファイへのチャンスが増えその他の選手達には減った事となる。ルーク・マンロー、エイドリアーノ・デスーザ、リッキー・バスネット、そしてダニー・ウィルス達は敗退により他人の結果待ちである。
WQSシリーズからのデュアルクオリファイによって調整でシナリオも変わる。ジェレミー・フローレスとカイ・オットンの2名はASPルーキーオブザイヤー賞に向けての大激戦を演じている。全てビラボン・パイプライン・マスターズが終了すれば決まる。
Vans Triple Crown シリーズチャンピオンタイトルもいよいよチャンピオンが決定する。ビード・ダービッジ、ミック・ファニング共に過去同チャンピオン経験は無く、更にオーストラリア勢は1990年代のマイク・ロンメルジーが輝いた時まで遡る。2007年は当然ミックの年だった。そしてビードとディフェンディングパイプライン又Vans Triple Crown シリーズチャンピオンのアンディー・アイアンズと世界ランキング5位の位置を争っている。
もう1つ争いが今年のミック・ファニングに次いでの世界ランキング2位争いである。最終日のバックドアの戦いに期待される。タジ、ケリーの争いがどうなるか。そしてパーコは3位につけているので楽しみです。確かに世界チャンピオンは既に決定しているがいつでも世界ベスト3の位置は欲しいものだ。
今シーズンいよいよ残り4日間だ。ビラボン・パイプライン・マスターズ全日程消化には後1日。
全てのシナリオハンター達へ、グッドラック!
※ASP ジャパンの公式ホームページwww.aspjapantour.com は世界のプロサーフィンに関するニュースのほかに日本向けだけの新しいプロサーフィンニュースも日々更新しています!日本語の大会速報は www.surfmedia-tk.co.jp からもプロサーフィンを見る事が出来ます。