ケリー・スレーターが9度目のASPメンズ世界チャンピオンに輝いた!
スペイン、ムンダカ
(2008年10月 3日 金曜日)
2008年ASPメンズ世界ツアーの第9戦、Billabong Pro Mundaka のラウンド3で勝利したケリー・スレーター(アメリカ合衆国、36歳)はこの時点で自身の持つ記録を更に塗り替え、通産9度目のASPメンズ世界チャンピオンとなった。今回このイベントで9位入賞以上により、チャンピオンが決定すると言う条件によって、今回のイベントを迎えた、スレーターはその条件を地元のワイルドカードで出場したエネコ・アセロ(EUK)を今朝のムンダカで敗ぶり達成した。
「現状を実感するまで、少し時間が掛かりそうです。」とスレーターは海から上がった直後の第1声で語った。「本当に自分で実感するのは家に電話をして家族と話をしてからでしょうね。」
彼が若干20歳で初のASPメンズ世界チャンピオンに輝いてから、2008年の今年までスレーターにとって16年の長い年月が経った。彼は史上最年少と史上最年長のASPメンズ世界チャンピオンの記録を共に自身で持つ事となった。世界タイトルも9度目となるスレーターがASPメンズ世界ツアーにデビューしたのは1991年で、翌年1992年には初のASPメンズ世界チャンピオンに輝いている。
インタビューアーが彼に「17年前にデビューした時、今の自分の姿を夢見たか」と言う質問についてスレーターは殆ど答えが皆無に近かった。
「そのような夢を見た事はありません。」とスレーターは語った。「考えもつきませんね、凄過ぎますよ。」
プロサーフィンの記録という記録を殆ど彼が持つカリスマ的なスレーターも、エリートツアーに参戦して14年目となるが未だに衰えは見られなく2008年の今年が最高の一年に見えた。今年序盤の7戦中、5勝、更にフランスで2位、そして遂にBillabong Pro Mundakaでラウンド4に進出している記録を見ただけでもスレーターにとって今年は最高の年である事は明らかである。スレーターの2008年、今年の現時点での勝率は8割9分である。
「今年は気楽に戦えたように感じます。」とスレーターは語った。「おそらく今の人生が充実しているように思います。おそらく最大の影響は家族を持った事による内需の功であり、それが最高に良いリズムの要因でしょう。それ以外に変わった事はありませんから。少し多くの時間をサーフボードの調整に注ぎました。よく考えて自身と向かい合いました。すると全てが良い方向に向いたのです。」
1992年に初のASPメンズ世界チャンピオンに輝き、更に1994から1998年まで5年連続で世界チャンピオンとなった後、一旦スレーターは26才で勝負に対する気持ちの欠けた事からしばらく引退した。2003年にカムバックすると、その年アンディ・アイアンズ(ハワイ)に小差で世界タイトルレースに敗ぶれ、その後2005年まで再び世界チャンピオンに輝く事は出来なかった。翌2006年は余裕を持って8度目の世界チャンピオンとなった。2007年は最終的に3位に終わったが今日9度目のASPメンズ世界チャンピオンを決定した訳である。
「1996年は好調でした。全13戦中、7勝出来ましたからね。」とスレーターは語った。「その後12戦中5勝しました。しかし、両方の年でシーズン後半は9位止まりが多かったのです。今年は8戦中、5勝していて、その他に2位と後はスローアウェイです。今年の戦いは間違いなくキャリアを通しても最も手応えの在る一年となっているのは事実です。」シーズン序盤の凄すぎるスパートに成功して、シーズン途中でスレーターが世界タイトルを奪取する事は明らかになって、後は時間の問題だけとなった。
「今年の戦いには、重要なターニングポイントがありました。タジとの対戦が数戦あり、パーコ、そしてフィジーではボビーとの戦いもありました。その時に対戦した相手がプライオリティーを持つ状況で自分が波を掴み、それが大事な要素だったと自身で分析しています。」とスレーターは語った。「完全にリズムに乗ったのはJBAYだったと思います。」
スレーターは、第1に2007年ASPメンズ世界チャンピオンのミック・ファニング(オーストラリア)を称えた。それはファニングから受けた、プロとしてのみならず個人的なサポートについて感謝をしていた。
「昨年、ミックが世界チャンピオンに輝くと自分としても本当に嬉しかったです。」とスレーターは語った。「自分の目には彼が一年の最初のイベントの時から、この年世界チャンピオンとなる事は見えていました。本当に凄い集中力を持っていましたね。彼を邪魔するものなど存在しなかった。それは精神的にも感情の両方の面においてです。自分が引退を考えていた時に自分にこんなメールを送ってくれました、"僕達、そしてツアーにはスレーターの存在がまだ必要です。心配しないで、自分の探している存在は必ず自然に現れますよ。必ず現実化します"。すると本当に今現実に現れました。彼は確かに史上最強のコンペティターであり、自分の最大のライバルです。しかし、同時に彼は永遠に自分の最大の親友であり、本当にミックの存在を全て自分は尊敬をしています。」
1994から1998年まで5年連続で世界チャンピオンに輝くと、スレーターは戦うモチベーションが一時無くなった。そして7度目、8度目の後も引退するか大きく悩んだ訳である。史上最強のサーファーの彼にしか判らない連続世界チャンピオン獲得による多くのプレッシャーの悩みを苦労していたのは確かだ。
「そんな事は無いです、連続は最高に嬉しいですよ。」とスレーターは笑顔で語った。「今がスタートだったとしても嬉しい事に代わりは無いです。しかし、前の年に負けてから再びタイトルを取り戻す気分も同時に最高です。ミックが、アンディが、あるいはC・Jが、誰でも再び世界チャンピオンに返り咲けば、同じ事を言いますよ。」
ケリー・スレーターについての詳細なプロフィールや、これまでのキャリアの成績については下記サイトを参照願います(英語):
http://www.aspworldtour.com/kellyslater/
※ASP ジャパンの公式ホームページwww.aspjapantour.com は世界のプロサーフィンに関するニュースのほかに日本向けだけの新しいプロサーフィンニュースも日々更新しています!日本語の大会速報は www.surfmedia-tk.co.jp からもプロサーフィンを見る事が出来ます。