WCT News
女子の世界のサーフィンが変わりつつある

2007年 3月 3日(ゴールドコースト)

今日、3月3日おひな様の日、14歳のカリッサ・ムーアがワールドチャンピオンのレイン・ビーチェリーにマンオンマンでコンビネーション勝ちした。それは波運とか、試合の駆け引きとか、そういうことではなくて、完全にサーフィンそのものの違いでのポイント差だった。カリッサはラウンドワンでもレインに勝っている。レインのサーフィンが変わらない限り、おそらくこの取り合わせは、ふたりとも十分に波に乗れるコンディションなら、何度やってもカリッサではないかと思う。

けっこうきつい現実だが、時代が変わるというのはこういうことだ。

それにしても14歳。ジュニアというより、メネフネレベルの年齢。ハワイのタウンサイド出身らしいが、いったいどうやってあのサーフィンを身につけたのだろう。ハワイでは昔のリサ・アンダーソンのように、男子のクラスで試合をしたりしてるらしい。学校では日本語のクラスもとっているそうで、日本語も少し話せる。性格もよく、声は超かわいくて、顔もかわいい。それで、あのサーフィン。日本のサーフィン界にとってはうらやましい限りの素材だ。

彼女ばかりでなく、今、WCT女子として女王レインと対等に渡り合っているステファニー・ギルモアやジェシー・マイリー・ダイヤーなんて、ついこの間までジュニアとかで日本の萩原水紀と一緒に戦っていて、勝ったり負けたりのいい勝負だったわけなんだけど、いまやもう、手の届かないところにいる。同じ年月を経て、この差はどうして出るんだろう。ステファニーはともかく、ジェシーが萩原と一緒に戦っていた頃は、萩原のほうがサーフィンスタイルもいいし、サーフィンも良かったのに……。

数年後の今のジェシーは、サーフィンスタイルこそ同じようにちょっとパンピングの多い、あまり感心しないスタイルだけど、パンピングとパンピングの間に入れるアクションはもう数年前のジェシーではない。明らかにサーフィンのレベルが1段、2段上がっている。

この国内のジュニア陣のジュニアから先の停滞傾向というのは、男女とも同じで、ついこの間まで一緒に、対等にやってた外国人選手が、数年たてば次々とWCT入りしていき、日本人だけがおいていかれる。なんでだろうね。ジュニアまではいいんだけどね。WCT選手がいないという、層の浅さなのかな。でもね、どこの国でも最初はいないわけだし……。

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