WCT News
ケリーのマジックボード

いやぁ、毎年ファイナルにはすごいギャラリーの景色になってしまうこのスナッパーだけど、今日の日曜日もものすごいことになってたな。

オーストラリアでもケリーシフト。

しかしケリーとしては今シーズン用のマジックボードが見つからないままのシーズンインだと思う。さまざまな情報を総合すると、今かなり真剣にマジックボードを探してるんだろうな、という感じがする。

情報1:
ケリーの隣人が、ある日10本以上の板を持ってケリーか帰宅したところを目撃した。
情報2:
夕方のサーフセッションでケリーが何人かの友人らしきサーファーと一緒に入ってきて、友人の持っている板(それもケリーの板)ととっかえひっかえ乗っていた。
情報3:
風の強い、でも波は決して良くないある日、ケリーがノースストラディでサーフィンしていた。

ま、これらの情報と、普段のケリーのサーフィンのしかたを考え合わせると、今とても真剣に板を探しているんだろうな、という感じだ。コンテストがキャンセルの日にケリーがフリーサーフィンに出かけるなんてのはすごくまれ。撮影でもない限りサーフィンなんかしないからね、この人。

ケリーの板の試し方というのは普通の人とちょっと違ってて、いきなり全開ムーヴをして、それに板がついて来るか、来ないかという感じのやり方をする。普通の人は、みんな新しい板に乗るとき、まずちょっと走ってレールの感じを見て、徐々にそのレールの特性に合わせながら、少しづつハードに当てていくという感じ。WCT選手でも新しい板を試しているときにはそういう感じの選手が多い。

しかし、ケリーの場合は試しに走るも何もなし。最初のボトムターンから全開傾けられるだけ傾けて、レール入れられるだけ入れる。それでついてこない板はダメ。そんな感じのテストの仕方だ。板に自分をなじませるのではなく、自分の限界についてくる板を探す。そんな感じ。だから、ケリーが板をテストしているときはすぐわかる。あ、やってるなって感じだ。実は私、ラウンドワンのケリーが板を変えたあとに、こういうサーフィンをヒート中に見たのだよ。あ、板がついてきてない、って感じの。

まさかいくらケリーでも、ヒート中にボードのテストはないと思うけど、無茶なスピンアウトしてたな。

今シーズン、まだケリーはケリー本来のサーフィンを見せていない。悪くはないけど、なんかフン詰まりな感じ。そういうサーフィンしか見られない事実こそ、彼が今ピッタリの板を持っていないという証拠でもある。ま、今のところそれでも勝ててはいるのだが、この先上位陣との真剣勝負になるまでに、何とか理想に少しでも近い板を見つけられないと、彼本来のサーフィンをすることなく初戦を終わることになってしまう。いい板なしに勝てるほど、WCTは甘くはない。それはケリーだって例外ではない。でもね、この人にピッタリの板なんか持たれちゃ、他の選手がやってられなわけだけど。

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