とにかく、寒くならなくちゃ基本的にジェフリース・ベイは始まらないわけで、真冬にも関わらずあまり気温の下がることのない今年のJべイは、スタート序盤に素晴らしい波に恵まれたものの、長続きはせず、現在は長い長い待ちが続いている。
ここでは選手たちはGF連れ、家族連れというケースが多く、このウエイティングの間にゲームドライブを楽しんだり、世界一の高さを誇るバンジージャンプに挑戦したりと、このJベイ周辺で楽しむことの出来るさまざまなアミューズメントを堪能している。
ダイアモンド、金、マグロの国である南アフリカのもうひとつの側面は観光の国ということもあって、コンテスト会場内にあるメディアブースはコンテストがオフになれば旅行代理店に早変わり。メディア対応の人たちが各国から訪れた取材陣や選手にさまざまなアミューズメントの段取りをしてくれる。こういうコンテスト以外の部分でのケアは世界中でここだけだと思う。
そして、ここはオーストラリア、アメリカ、ブラジル、ヨーロッパと、世界中からメディアが集まるハワイのような場所でもある。取材陣の出身国のバラエティはこことハワイがダントツだ。その理由のひとつに物価の安さもあると思う。チケットは高いけど、きてしまえば物価は安く、このビラボンプロの時期は夏同様、年間で最も宿泊料などが上がるハイシーズンだが、それでも日本の民宿レベルの値段でコンテスト会場内のべスポジの家がゲットできるし、少し離れれば、それこそ1泊3から4,000円で快適なベッドアンドブレックファストを見つけることができる。
長いことツアーを回っている私だけど、アメリカやオーストラリアのような場所をすでに経験してしまった人には、次にはここを訪れることをお勧めする。日本やオーストラリアなどのイベントと違って、ここでは選手たちもノンビリと普通にその辺を歩いているし、ギャラリーの数がそう多くない分選手たちと触れ合えるチャンスも多い。年々ギャラリーが増えてきているので、それも今のうちだけかな、という感じではあるけれど。
でもま、レギュラーだったら是非ここの波は一度見ておくべきだと思う。あなたが考えている日本のレギュラースポットのどこの波よりもスケールが大きくて、美しい波だから。しかもその波に世界のトップオブトップが乗るのだ。それはサーフするより見ているほうがずっと面白い、見るに値するシロモノだ。
それに、そういう機会でもなければおそらく生涯に一度も足を踏み入れることのない外国のひとつだろうから。
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