昨日、今日と、パイプラインマスターズでは熱戦の裏で、これを最後に引退を決めているサーファーが相次いでいる。
ミック・ロウと、オッキー。ふたりとも長いことツアーにいた選手だ。そしてふたりともすごくいいやつで、みんなから好かれていた。
昨日の朝、パイプが始まる前にたまたま会ったのでミックと話をした。なんか、波が小さくて、自分の持ってる一番短い板が6'7"しかないんだよ。とぼやいていた。これが最後の試合というのは彼もわかっていたので、負ければその時点でフルタイムコンペティターとしての生活には終止符が打たれる。ビーチには家族や親戚、友人と思われるグループがミック・ロウの最後の試合、とか、最後の波とか書いてあるTシャツを着て応援していたが、応援むなしくそのヒートを落とし、引退が決定した。ヒート終了後のビーチにはルーク・イーガン、オッキー、アンディ、ブルース、ファニング、モリソン、グレッグ・エムズリーなど、国境を越えた各国のツアラーがミックを出迎え、あの巨体を担ぎ上げた。
で、本日はオッキー。オッキーはずっとリードしていて、引退劇は次のラウンドまでお預けモードだったんだけど、最後の最後に逆転されて、フルタイムコンペティターの最後のヒートを終えた。でもヒート序盤のオッキーのバックハンドのバックドア、カッコよかったなぁ。もっともっと見たかったよ。で、終了間際の逆転負けで、出迎え組はあわてて準備。大急ぎでオッキーの引退Tシャツを着込み、駆け足でビーチへ。ミックのときと同様、世界中の選手たちがオッキーを迎えた。その中にはオッキーの引退記念Tシャツを着たミック・ロウも。
なんか、ほんとうに寂しくなるな、という感じ。ミックもオッキーも実にいいやつで、楽しくて、みんな大好きだっただけになぁ……。
オッキーは41歳になるが、まだまだ試合が大好きだから、この引退をどう自分で納得させるかが大変なんじゃないのかな、と思う。ま、でもオッキーだから、フルタイムではやらなくてもいくつかのワイルドカードには出てきそうだし、本人もそう言っているので、これが見納めになるということではないと思う。
そしてもうひとり、これが皆さんが一番興味のあるところだと思うけど、ケリーも来シーズンのフルタイム参戦を否定している。いくつかのイベントを選んで出る、みたいな感じ。前もこんなこと言ってたけど、結局連勝スタートで8度目のタイトル狙いに行っちゃったわけだけど。まぁね、新しいGFとかできると必ずこんなこと言ったりするからね、あの人。そりゃハマってればプライベートな時間も欲しいだろうし……ヤツも恋愛に関しては普通の男ですわ。でもって、アンディとかブルースもフル参戦しないって話も伝わってきて、なんか先行き怪しげな2008年のWCT号なのです。1年を締めくくる最終戦。戦いのドラマの裏にもまた別のドラマが目白押しってお話。