デュランバーでロキシープロ・プレゼンティッドバイLGのラウンドワンが行われた今日、おそらくビーチにいたギャラリーや、世界中でライブウェブを見ていたサーフィンファンは、女子サーフィンの進化に度肝を抜かれたことと思う。
2-3フィートのクリーンなビーチブレイクでスタートした女子のラウンドワン、1ヒート目から新人の大活躍が始まった。ニュージーランドのペイジ・ハーブが攻撃的なサーフィンで上のシード選手ふたりを退けて1位通過。続いてカウアイのアラナ・ブランチャードもカリッサ・ムーアを髣髴とさせるようなスナップ系のサーフィンスタイルで1位抜け。
女王ステファニーは今大会初のチューブを抜けるなど、安定した強さを見せて貫禄を見せつけるが、本日最もエキサイティングなヒートは第4ヒート。ブラジルのシルヴァナ・リマとASPジュニアチャンピオンのサリー・フィッツギボンスの一騎打ちだった。
ルーキーのサリーはイマドキの女子のサーフィンスタイルで、リップを連発、オープニングライドが9.17というハイスコア。その後にも9.67というハイスコアを重ね、大量リードをする。しかし、そのサリーが9.67を出したすぐ後の波で、シルヴァナが掘れたいい波をゲット。アウトでのエアリアルから難なく着地、そのままワンターンで大きなカーヴィングリエントリー、そしてリップと、まるで女子とは思えない組み立てのライディングを完璧に決めて本大会初の10点満点をたたき出した。しかし9点台のハイスコアを2本持つサリーを逆転するにはまだ8.77が必要。その後もシルヴァナは、女かよあれ、みたいなスピードのあるライディングを決めて8.67を出すが、わずかに届かず、2位。ま、女子のフォーマットは3位だけがラウンド2に回るから、1位でも2位でもいいんだけど。
で、そのヒートでの彼女たちのライディングを見て、他の選手たちにも火がつき、そのヒートから後は今までに無いエキサイティングなウイメンズサーフィンが見られた。6人のルーキー女子選手のうち、1位通過できなかったのはココ・ホーだけ。そのココにしたってサーフィンでは間違いなく勝っていたけど、波の選択でチェルシーにやられただけだ。ヒートに来た大きなセットのいい波はすべてチェルシーにさらわれての2位。
女子全体の世代交代の大きな流れの中で、最初に出てきたステファニーとシルヴァナが数年でツートップ張るようになって、それに続く世代が着々とクオリファイしてきている。新世代たちの新しいウイメンズサーフィンは、明らかに今までのウイメンズのサーフィンとは一線を画するものだ。もしかしたら今、サーフィンは大きな変革期を迎えた女子のほうがある意味変化に富んでいてエキサイティングだったりするのかもしれない。